応募締め切り迫る。新進作家の登竜門「FACE」をチェック

「年齢・所属を問わない新進作家の登竜門」として、2013年からスタートした公募コンクールFACEの申込が今年もスタートした。応募締め切りは10月20日。

 

FACE2020ロゴ

 「年齢・所属を問わない新進作家の登竜門」として、2013年からスタートした公募コンクール「FACE」。その申し込みが今年もスタートした。応募締め切りは10月20日。

 「FACE」は、美術評論家を中心とした審査員の厳正な審査により、「将来国際的にも通用する可能性を秘めた」作品約70点を入選作品として選出。そのなかから合議制で、グランプリ、優秀賞、読売新聞社賞を選出し、各審査員が審査員特別賞を決定する。

 これまでの7回で受賞・入選した作家たちは、その後ギャラリーの企画展やアートフェアへの出品につながったケースも多い。FACEへの出品は、その後の飛躍につながるステップでもある。

 前回は870名の応募があった「FACE」。今年の受賞・入選作品は、2020年2月15日から3月15日まで開催される「FACE展2020」で展示される予定だ。

 なお会場となる東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、この「FACE展2020」をもって閉館し、隣接地に建築中の新美術館棟へ移転、「SOMPO美術館」として2020年5月28日に開館予定となっている。1976年の開館以来、44年の歴史をかさねた42階の会場で最後の展覧会となるFACE展。時代の感覚をとらえた、輝く作品の出品が期待される。

編集部

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