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アート・バーゼル香港2026がプログラムの概要を発表。片岡真実や徳山拓一らが「エンカウンターズ」を共同キュレーション【3/3ページ】

 さらに、UBSの特別協賛により、アート・バーゼルとM+による共同コミッションは5年目を迎える。2026年は、パキスタン系アメリカ人アーティスト、シャジア・シカンダーによる映像作品《3 to 12 Nautical Miles》がM+ファサードで上映される予定だ。

 デジタル・アートに焦点を当てた新企画「Zero 10」は、OpenSeaの支援のもと、12月のアート・バーゼル・マイアミ・ビーチでの初開催に続き、香港で2回目の展開となる。国際的なアーティスト、スタジオ、ギャラリー、テック企業が参加し、急速に進化するデジタルアート領域の制作・収集環境を支援する取り組みとして期待される。

アンジェル・シヤン・ルー Courtesy of Art Basel

 アート・バーゼル香港ディレクターのアンジェル・シヤン・ルーは、「2026年のアート・バーゼル香港は、香港がアジアの文化的ハブとしての地位をさらに確固たるものにするフェアになります」と述べ、無税制度や自由港としての歴史、物流の利便性、多言語性、そして国際的なネットワークを強調しつつ、「アート・バーゼル香港は単なるアートフェアではなく、創造性と文化が持続的なアート市場を形成する生きたエコシステムです」とコメントしている。