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アート・バーゼル香港2026がプログラムの概要を発表。片岡真実や徳山拓一らが「エンカウンターズ」を共同キュレーション【2/3ページ】

 次回から新設されるセクター「Echoes(エコーズ)」は、過去5年以内に制作された作品に焦点を当てた企画で、10のキュレーティッド・ブースで構成される。各ブースには最大3名のアーティストが参加し、現在進行形の芸術実践を提示する。

 ハイライトとしては、Max Estrella(マドリード)によるティファニー・チュンの刺繍地図作品や、ミラー・ラゴスによる書籍を素材とした彫刻シリーズ、Double Q Gallery(香港)によるポーランド人アーティスト、ナタリア・ザウスカの空間インスタレーションなどが挙げられる。

 また、市内各所で展開されるパブリックプログラムも継続され、無料上映による「フィルム」やトークイベント「カンバセーションズ」、文化施設との協働企画が予定されている。

アート・バーゼル香港2025 Courtesy of Art Basel

 フィルムプログラムは、香港のメディア・アートの先駆者として知られるアーティスト、エレン・パオが担当し、アーティスト自身が本プログラムをキュレーションするのは初めての試みとなる。カンバセーションズでは、インドネシア・ジャカルタのMACAN美術館館長ヴィーナス・ラウがゲストキュレーターとして登場する。