次回から新設されるセクター「Echoes(エコーズ)」は、過去5年以内に制作された作品に焦点を当てた企画で、10のキュレーティッド・ブースで構成される。各ブースには最大3名のアーティストが参加し、現在進行形の芸術実践を提示する。
ハイライトとしては、Max Estrella(マドリード)によるティファニー・チュンの刺繍地図作品や、ミラー・ラゴスによる書籍を素材とした彫刻シリーズ、Double Q Gallery(香港)によるポーランド人アーティスト、ナタリア・ザウスカの空間インスタレーションなどが挙げられる。
また、市内各所で展開されるパブリックプログラムも継続され、無料上映による「フィルム」やトークイベント「カンバセーションズ」、文化施設との協働企画が予定されている。

フィルムプログラムは、香港のメディア・アートの先駆者として知られるアーティスト、エレン・パオが担当し、アーティスト自身が本プログラムをキュレーションするのは初めての試みとなる。カンバセーションズでは、インドネシア・ジャカルタのMACAN美術館館長ヴィーナス・ラウがゲストキュレーターとして登場する。



















