「ART OSAKA 2025」が開催。梅津元キュレーションの映像プログラムも【5/5ページ】

 「ドラフティングルーム」では、身近な紙を用いて有機的な作品を生み出す伊藤航(GALLERY KOGURE)が、名村造船所跡地にインスピレーションを受け、近代産業の象徴である「歯車」と「人」 をモチーフにしたインスタレーションを展開。髙橋穣(Marco Gallery)は、人々が日常的に翻弄される 「不可解な力」を作家自身が知覚するための巨大な彫刻作品を「赤鉄骨」と対峙させる。

伊藤航 Control 2024 ケント紙、アクリル樹脂、桧、木ネジ、ウレタン塗装 Courtesy of GALLERY KOGURE
髙橋穣 装置 #1 2023 ミクストメディア Courtesy of Marco Gallery

 「赤鉄骨」の奥の「スタジオパルティッタ」では、ライヴスペー スであることを生かして河合政之(MORI YU GALLERY)が映像インスタレーションを展示します。「ヴィデオ・フィードバック」システムにより、刻一刻変化する色や形、音を即興的につくり出す。 

河合政之 三元素 2024 ヴィデオプロジェクター、メディアプレーヤー、ケーブル、サウンドシステム、電球、回転台 Courtesy of MORI YU GALLERY

編集部