「ART OSAKA 2024」が7月18日より開幕。近代建築と現代美術のコラボレーションにも注目

大阪市内にある3つの会場、大阪市中央公会堂、クリエイティブセンター大阪、kagooで、現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2024」が開催される。

松田幹也 10,000 コイン/イコン 1セント硬貨 1992 パフォーマンス、リバティストリート / ブロードウェイ (ニューヨーク) Courtesy of MORI YU GALLERY

 大阪市内にある大阪市中央公会堂(7月19日~21日)、クリエイティブセンター大阪、kagoo(7月18日~22日)といった3つの会場で、現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2024」が開催される。

 同フェアの見どころのひとつとなるのは、国指定重要文化財である大阪市中央公会堂の荘厳なホールと、そこで出展される現代美術作品のコラボレーションだ。ここで開催されるブース形式のフェアとなる「Galleries セクション」では、関西の戦後美術を代表する木下佳通代(1939〜94)といった著名作家から、沈昭良、桝本佳子黒宮菜菜など、中堅から若手までの作家の作品が一堂に会することとなる。

木下佳通代 77-b 紙にシルクスクリーン、フェルトペン 1977
Courtesy of Gallery Yamaki Fine Art
Chao-Liang SHEN Drifting, New Taipei City Inkjet C Print 2020
Courtesy of AKI Gallery

 北加賀屋に位置するクリエイティブセンター大阪やkagooでは、大型作品やインスタレーション等に特化した「Expanded セクション」が展開される。広大な敷地とユニークな会場を活かしたサイトスペシフィックな大型作品やインスタレーション、パフォーマンスを体感することができる。

西野康造 宙に架かる 2020 チタン合金 2020 Photo: Omote Nobutada
Courtesy of ARTCOURT Gallery
モフモフ・コレクティブ ケダマ(シロイコイビト)、擬態するなにか、サクラミムズシ、ミドリミムズシ、キミムズシ、ガーダラン ミクストメディア 2022
Courtesy of YOD Gallery

 また、同フェアは作品を初めてコレクションする人に向けても最適な機会となる。著名作家に加えて新進気鋭の若手作家の作品まで様々な価格帯の作品を多数取り揃えている点がポイントだ。

野原万里絵 砂遊び01 紙にアクリル絵具、額装、2023
Courtesy of Gallery Hosokawa
西村涼 私の生命を旅する7 ホワイトワトソン紙に銅版インク(ドライポイント) 2023 Kyoto Artzone Kaguraoka

 ほかにも、会期中の関連イベントとして、藤浩志とモスバーガーによる子供向け共同ワークショップ「おもちゃのかけら - 繋いで飾ろう!-」が大阪市中央公会堂3階で開催されるほか、北加賀屋の会場ではトークイベントも実施予定だ。なお、ART OSAKA 2024は6月1日より入場チケットが販売中。イベントやチケットに関する詳細は公式ウェブサイトを確認してほしい。

藤浩志 Toy Paradise インスタレーション風景 2023 不知火美術館・図書館
Courtesy of MORI YU GALLERY
オリバー・ロス Beichtstuhl Installation 2020 @Oliver Ross

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編集部

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