「ART OSAKA 2023」が出展者リストを発表。昨年新設の「Expanded」セクションは2会場で規模拡大

関西でもっとも長い歴史を持つ現代アートフェア「ART OSAKA」が、今年の出展ギャラリーを発表した。昨年の20周年を記念して新たに設立された、大型作品を紹介する「Expanded」セクションは今年さらなる拡張を見せる。

「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト —来たるべき風景のために」(森美術館、2013年9月21日〜2014年1月13日)の展示風景より、菅木志雄の作品 撮影=渡邉修 写真提供=森美術館*すべての作品画像は参考画像。出展作品と異なる場合がある

 現代美術に特化した関西最古のアートフェア「ART OSAKA」が、今年のラインナップを発表した。会期は7月26日〜31日(Galleries セクションは7月28日〜30日)。

 同フェアの20周年を記念し、昨年初めて開催された「Expanded」セクションは、今年さらなる拡張を見せる。複数のギャラリーがひとつの広大な空間を共有し、大型作品やインスタ レーションなどを紹介するこのセクションは、昨年の会場・クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)に加え、今年は元家具店のユニークなギャラ リースペース・kagoo(カグー)の2会場で展開される。

大﨑のぶゆき Travel Journal(部分) ミクストメディア、インスタレーション
「DOMANI・明日展 2022–23」(国立新美術館、東京)の展示風景より 撮影=大塚敬太+稲口俊太 写真提供=文化庁
シーズン・ラオ 虚室・生白 2023 切り株、楮紙、ガラス
「An Empty Room Turns White For Enlightenment - Season Lao Exhibition」展(ニース国立東洋美術館、フランス、2023)の展示風景より

 TEZUKAYAMA GALLERYやMORI YU GALLERY、YOD Gallery、小山登美夫ギャラリーなどのほか、今年はHARMAS GALLERY、EUKARYOTE、biscuit gallery、J-Collabo、CANDYBAR Gallery、Marco Galleryが新たに同セクションに参加。合計20軒のギャラリーが、絵画や彫刻、写真、ビデオ、グラフィティなど、多種多様なメディアで構成されるサイトスペシフィックな作品を展示販売する。

 いっぽう、国指定重要文化財・大阪市中央公会堂を会場に個々のギャラリーがブース形式で出展する「Galleries」セクションでは、46軒のギャラリーが一堂に会する。国際的に活躍している作家からいまをときめく若手作家まで、ギャラリストが独自の審美眼で選び抜いた作品を、大阪を代表する近代建築の壮麗な空間で紹介する。

大阪市中央公会堂

 出展ギャラリーはAaP/roidworksgallery、AIN SOPH DISPATCH、AKI Gallery、アートコートギャラリー、アートゾーン神楽岡、カペイシャス、Der-Horng Art Gallery、DMOARTS、朝代画廊Dynasty Gallery、eitoeiko、FINCH ARTS、FUMA Contemporary Tokyo | 文京アート、Gallery 38、gallerychosun、GALLERY IDF、GALLERY KOGURE、ギャラリーノマル、GALLERY麟、GALLERY TOMO、hpgrp GALLERY TOKYO、イムラアートギャラリー、ジルダールギャラリー、KAZE ART PLANNING、ケンジタキギャラリー、小出由紀子事務所、KOKI ARTS、小山登美夫ギャラリー、MAKI Gallery、MARUEIDO JAPAN、masayoshi suzuki gallery、メグミオギタギャラリー、MEM、MORI YU GALLERY、Nii Fine Arts、西村画廊*、ノートギャラリー、studio J、タグチファインアート、TARO NASU*、TEZUKAYAMA GALLERY、サードギャラリーAya、ときの忘れもの、YOD Gallery、万画廊、Yoshiaki Inoue Gallery、Yu Harada。(*印は初出展)

編集部

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