EXHIBITIONS

ART OSAKA 2022

クリエイティブセンター大阪(Expanded Section)、大阪市中央公会堂 3階(Galleries Section)
2022.07.06 - 07.11, 2022.07.08 - 07.10

キービジュアル

 現代美術のアートフェア「ART OSAKA」が今年も開催。20回目を迎える今回は「Expanded Section」と「Galleries Section」のセクションに分け、クリエイティブセンター大阪(7月6日~11日)および大阪市中央公会堂(7月8日~10日)の2会場で行う。

 注目の新セクション「Expanded」は、まだ日本では購入される機会が少ない「大型作品」や「インスタレーション」「パフォーマンス」などの作品に特化した新たな試み。「Expanded」には会場の拡張、作品の拡大という意味のほかに、アートの概念の拡張という意味が込められている。

 会場となるクリエイティブセンター大阪は、アーティストのアトリエなどが集まる北加賀屋エリアに位置し、造船所跡地という広大な敷地を持つ。ここを複数のギャラリーが共有することでダイナミックな空間が展開され、物理的なサイズだけでなくメディアの垣根を越えたもの、パフォーマンス作品など、私たちが想像する「アート」から一歩踏み出した作品群との出会いを創出する。

 参加アーティストは、Artists for Streetsummit -アイトキタザキ、タビー、ジェフ・ジレット(ギャラリーかわまつ)、青野セクウォイア(Yoshiaki Inoue Gallery)、赤井正人(Gallery OUT of PLACE)、植松奎二(ギャラリーノマル)、大西康明(アートコートギャラリー)、大森記詩(GALLERY KOGURE)、加藤智大(TEZUKAYAMA GALLERY)、釡本幸治+長谷川政弘(ノートギャラリー)、硬軟(eitoeiko)、小清水漸(YOD Gallery)、瀧健太郎(MORI YU GALLERY)、並木久矩(ギャラリーMOS)、前谷開(FINCH ARTS)、横溝美由紀(GALLERY麟)※()内は出展ギャラリー。

 いっぽう「Galleries」は、昨年に好評を得た大阪市中央公会堂(重要文化財)でのブース形式の展示を継続。総勢54軒のギャラリーが一堂に会し、ギャラリスト独自の審美眼で選び抜かれた作品を展示・販売する。大阪を代表する近代建築の華麗な空間と、いまを生きる現代美術作品との融合も見どころだ。

 また本フェアの開催中、クリエイティブセンター大阪と大阪市中央公会堂の2会場を結ぶ「ART OSAKAオリジナルアートクルーズ」を運行。古くから川を活用し発展してきた大阪の歴史や建造物の紹介、そしてアートの解説を加えた舟旅を楽しむことができる。

 この他、ART OSAKA「Expanded」の出展作家やギャラリストによるオンライントークイベントなども実施予定。詳細は公式ウェブサイトをチェックしてほしい。