VOCA展2018の受賞者が決定。VOCA賞は碓井ゆい

今回で25周年を迎える「VOCA展」の受賞者が発表された。大賞である「VOCA賞」を受賞したのは碓井ゆいとなった。

「VOCA展」公式サイトより

 「VOCA展」は、平面美術の領域で活動する若手作家の支援を目的に、1994年より毎年開催されている美術展。これまでに延べ855人の作家が出展し、過去の出展者には福田美蘭や小林正人、奈良美智、村上隆らがいる。

 同展は、全国の美術館学芸員、研究者、ジャーナリストなどから推薦委員を選出し、それぞれが40歳以下の若い作家1名を推薦。そのなかから選考委員が受賞者を決めるシステムとなっている。

 「VOCA展2018」で大賞となる「VOCA賞」を受賞したのは、1980年生まれの碓井ゆい。また「VOCA奨励賞」には藤井俊治と山田七菜子が、「佳作賞」には梅沢和木と森本愛子が選ばれた。また、大原美術館が同館独自の選考を経て決定する「大原美術館賞」は浦川大志が受賞している。

 今回、選考委員を務めたのは、島敦彦(金沢21世紀美術館館長、選考委員長)、小勝禮子(美術史・美術批評)、水沢勉(神奈川県立近代美術館館長)、光田由里(DIC川村記念美術館学芸課長)、柳沢秀行(大原美術館学芸課長)の5名。

 なお、受賞者以外の出品作家は以下のとおり。

 會田千夏、芦田なつみ、阿部大介/鷹野 健、石井麻希、EKKO、小穴琴恵、表恒匡、川田知志、小泉圭理、越ちひろ、坂内直美、白井ゆみ枝、平良優季、高田安規子・政子、田幡浩一、中山恵美子、野村康生、BABU、林葵衣、彦坂敏昭、百頭たけし、前川祐一郎、増子博子、水江未来、森下明音、門馬美喜、吉田志穂、ワタナベメイ

編集部

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