2025年1月下旬から休館することを決定していた千葉・佐倉市のDIC川村記念美術館が、休館時期を3月下旬に延長すると発表した。
DIC川村記念美術館を運営するDIC株式会社(以下、DIC)は、美術館運営の効率化のための「ダウンサイズ&リロケーション」を検討するとともに、作品売却による経済価値等を総合的に勘案し、美術館運営の中止の可能性も検討していると発表。こうした今後の美術館運営の決定を速やかに実行するため、同館は2025年1月下旬からの休館を決定。しかし9月30日に、休館開始時期を3月下旬まで延期すると発表した。
DICは延期の理由を、現在の来館状況等を踏まえたうえで「休館前に、より多くのお客様に美術館にお越しいただくことを理由に、休館開始予定の延期を決定」(プレスリリースより)としている。
3月下旬の具体的な閉館日程については、決まり次第、同館ウェブサイトにて告知するとしている。