上野の東京国立博物館が、令和6年能登半島地震による被災者を支援するため、同館本館1階の中央階段下に募金箱を設置した。設置期間は1月10日から1月28日まで。集められた義援金は、日本赤十字社を通じて被災地の支援に充てる。
また、同本館2階の国宝室で展示中の国宝《松林図屛風》(安土桃山時代・16世紀)も展示延長が決定した。同作の作者である長谷川等伯は狩野永徳、海北友松らとともに桃山時代を代表する画人だが、その生まれは能登国七尾(現・石川県七尾市)だ。当初の展示期間は1月2日~14日だったが、義援金募集期間にあわせ1月28日まで展示される。
募金と能登にゆかりのあるこの作品を鑑賞するため、東博に足を運んでみてはいかがだろうか。