アーティスト・村上隆が代表を務める有限会社カイカイキキのCOO(最高執行責任者)に、クラウドワークスをはじめとするスタートアップで多くの経営経験を積んできた佐々木翔平が7月1日付で就任した。事業・組織規模の拡大に伴い、事業展開をより加速していくための、経営基盤の強化を目指すという。
2001年に設立されたカイカイキキは、村上隆の作品制作およびアーティストのマネジメントを行ってきた会社だ。現在では元麻布の本社に加え、埼玉県三芳町に制作スタジオ、中野ブロードウェイにはカフェとギャラリー、アニメーションスタジオを展開。ニューヨーク・シアトルにもオフィスがあり、国内外で総勢250名を超えるスタッフを抱えるグローバル組織となっている。
7月1日付でCOOに就任した佐々木は、2007年に株式会社アエリア(東証スタンダード上場)に入社し、経理財務業務および経営企画として様々な投資・買収案件のソーシングからクロージング・PMIを担当してきた。11年11月には株式会社クラウドワークス(東証グロース上場)を共同創業し、取締役CFOとして上場を主導。その後の組織・事業の拡大において経営メンバーとして活躍してきた人材だ。ほかにも、AI系のスタートアップをはじめ、複数の企業で役員を務めるなど、経営基盤構築や事業成長に尽力している。
今回の人事に関して、代表の村上は次のようにコメントしている。「前職、株式会社クラウドワークスのCFOとしての輝かしいキャリアをお持ちの彼に、去年の12月頃からカオスなカイカイキキ内のドタバタの回収の実務を手伝って頂き、気難しい僕や、その僕の運営するトリッキーな会社のあれこれに親切に対応してくださり、その優しいお人柄と、実務の切れ味の良さに『こんな人がうちに入って来てくださるといいなぁ』と思っていたら、なんとも有難いことにCOOになって頂けるというご縁を頂きました。2022年よりNFTアートやポータブルゲーム機の開発に着手し、アートの可能領域の拡張を目指している今、彼に来て頂くことで達成可能な新規のプロジェクトがどんどん具現化して行き、社会に大きなインパクトを起こし得ると思えて、凄く晴々とした気持ちです。リフレッシュして行くカイカイキキに期待して頂けたら嬉しいです(リリースより一部抜粋)」。