テート・モダン、新館長にカリン・ヒンスボー。オスロ国立美術館館長としての手腕評価

イギリス・テートはテート・モダンの新館長として、オスロ国立美術館館長のカリン・ヒンスボーが9月に就任すると発表した。

カリン・ヒンズボー Photo © Nasjonalmuseet / Ina Wesenberg

 テートは、オスロ国立美術館館長のカリン・ヒンスボーが、テート・モダンの新館長に就任するとを発表した。フランシス・モリスの後任となる。

 オスロ国立美術館は2003年にノルウェーのナショナル・ギャラリー、建築博物館、装飾美術・デザイン博物館、現代美術館などが統合されて設立された美術館。ヒンスボーは2017年から同館館長のディレクターを務めており、2022年6月には北欧最大規模となる新館をオープンさせた。オスロ以前は、ノルウェーやデンマークの複数の芸術機関や美術館でディレクター歴任している。

 今回の就任は、コロナ禍においてオスロ国立美術館の新館をオープンさせたその手腕が評価されたかたちだ。ヒンスボーは就任にあたり、「テート・モダンは一流の美術館であり、画期的な施設。熟練したスタッフの一員となり、テート全体の組織の一員となることに、このうえない喜びを感じている」としており、「現在行われている壮大な仕事を継続し、広く多様な観客のために、ユニークで刺激的な美術館をつくりあげることを切望する」と意気込みを寄せている。

 カリン・ヒンスボーは今年の夏に現職を退き、9月からテート・モダンのディレクターに就任する。

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