2022.9.29

来たれ現代アートの新鋭たち。「TERRADA ART AWARD 2023」が開催へ

新進アーティストの支援を目的に設立された現代美術のアワード「TERRADA ART AWARD」が、次回の応募概要を発表した。

「TERRADA ART AWARD 2021 ファイナリスト展」(2021年12月開催)より、持田敦子と山内祥太の作品 Photo by Haruo Wanibe
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 寺田倉庫が新進アーティストの⽀援するために設立した現代美術のアワード「TERRADA ART AWARD」。前回1346組の応募を集めた同賞が、「TERRADA ART AWARD 2023」を開催する。

 同賞の対象は、絵画または平⾯、彫刻など⽴体、インスタレーション、映像、写真、パフォーマンスなど⾝体表現、⾳または⾳楽、などすべての媒体を含む現代美術作品。国籍は不問で、応募開始時点で18歳以上45歳未満であることなどが条件となっている。

 前回は川内理香子、久保ガエタン、スクリプカリウ落合安奈、持⽥敦子、山内祥太の5組がファイナリストとして選出され、展示を開催。大きな注目を集めた。審査は作品内容、展示プランの精査を経て、5名のファイナリストを選出。ファイナリストには制作費の支援としての賞金(各300万円)が提供され、「TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展」(2024年1月10日〜28日)で展示が行われる。

「TERRADA ART AWARD 2021 ファイナリスト展」(2021年12月開催)より、川内理香子の作品 Photo by Tatsuyuki Tayama

 審査員は、一次審査を池城良(アーティスト、ミュージシャン、研究者、香港城市大学クリエイティブメディア学部 助教授) 、大巻伸嗣(美術作家) 、木村絵理子(横浜美術館 主任学芸員) 、高橋龍太郎(精神科医、現代アートコレクター)、竹久侑(キュレーター、水戸芸術館現代美術センター 芸術監督) 、椿玲子(森美術館キュレーター) が担当。

 最終審査は、金島隆弘(アートプロデューサー、京都芸術大学 客員教授)、神谷幸江(美術評論家、キュレーター)、寺瀬由紀(アートインテリジェンスグローバル ファウンディング・パートナー) 、真鍋大度(ライゾマティクス ファウンダー、アーティスト、インタラクションデザイナー、プログラマ、DJ) 、鷲⽥めるろ(十和⽥市現代美術館 館長)が務める。

 応募期間は2022年11月21日~2023年1月31日18時。 我こそはというアーティストは、この機会に奮って応募してほしい。