EXHIBITIONS
Beautiful Japan 吉田初三郎の世界
府中市美術館で「Beautiful Japan 吉田初三郎の世界」が開催される。
吉田初三郎は京都生まれ。関西美術院で洋画家・鹿子木孟郎に学ぶ。鉄道沿線の名所案内などで商業美術家として注目され、観光旅行が盛んになる時代の後押しを受けて活躍の場を広げていった。
大正から昭和にかけて、空高く飛ぶ鳥や飛行機から見下ろした視点による鳥瞰図のスタイルで数多くの名所案内を描いた吉田初三郎。初三郎は「万人が見て楽しみながら解り得べきもの」と語っており、その言葉通り「初三郎式」と呼ばれる鳥瞰図はどれもわかりやすい。
また初三郎は、実際の地形を正確に表現するものではなく、現実の景観をかさねあわせたうえで、現実には存在しない風景を描いた。それは見る側が見たいと望み、つくる側が見せたいと願う、理想化された風景、Beautiful Japanの姿と言える。本展では10点以上の大型肉筆鳥瞰図をはじめ、ポスターや絵葉書、さらには絵画作品などを通じて、吉田初三郎の世界の魅力に迫る。
吉田初三郎は京都生まれ。関西美術院で洋画家・鹿子木孟郎に学ぶ。鉄道沿線の名所案内などで商業美術家として注目され、観光旅行が盛んになる時代の後押しを受けて活躍の場を広げていった。
大正から昭和にかけて、空高く飛ぶ鳥や飛行機から見下ろした視点による鳥瞰図のスタイルで数多くの名所案内を描いた吉田初三郎。初三郎は「万人が見て楽しみながら解り得べきもの」と語っており、その言葉通り「初三郎式」と呼ばれる鳥瞰図はどれもわかりやすい。
また初三郎は、実際の地形を正確に表現するものではなく、現実の景観をかさねあわせたうえで、現実には存在しない風景を描いた。それは見る側が見たいと望み、つくる側が見せたいと願う、理想化された風景、Beautiful Japanの姿と言える。本展では10点以上の大型肉筆鳥瞰図をはじめ、ポスターや絵葉書、さらには絵画作品などを通じて、吉田初三郎の世界の魅力に迫る。