チームラボがアブダビの文化中心地に進出。17000平米の巨大施設「teamLab Phenomena Abu Dhabi」

チームラボはアブダビ(アラブ首長国連邦)のサディヤット文化地区に、「好奇心」と「イマジネーション」を育むアートプロジェクト「teamLab Phenomena Abu Dhabi」を2024年に完成させると発表した。

「teamLab Phenomena Abu Dhabi」イメージ画像

 アブダビとチームラボは、 2024年に完成予定のアートプロジェクト「teamLab Phenomena Abu Dhabi」を発表した。同プロジェクトは、「アートとテクノロジーとサイエンスの交差点を模索し、 訪れるすべての人の好奇心、 イマジネーション、 創造力を刺激する空間」となるという。 

 「teamLab Phenomena Abu Dhabi」が位置するのは、「ルーヴル・アブダビ」や 「グッゲンハイム・アブダビ」(2025年完成予定)などがあるサディヤット文化地区。延床面積は約1万7000平米の巨大空間だ。建築はチームラボがコンセプトを担当し、アブダビを拠点とするMZ Architectsが実現。建築は、作品が生命体のように自由で有機的に変化する環境を提供するという重要な役割を担っているという。

「teamLab Phenomena Abu Dhabi」イメージ画像

 アブダビ文化観光局局長のモハメド・ハリファ・アル・ムバラクは、このプロジェクトについて、 「『teamLab Phenomena Abu Dhabi』は、訪れるすべての人に限りない驚きと創造性の世界を提供し、繁栄する未来に不可欠な新しい視点を後押ししてくれることでしょう。世界有数の文化都市であるアブダビに、新たな魅力が加わった『teamLab Phenomena』は、アブダビならではの体験であり、アブダビが世界有数の文化都市であることを証明するものです」(リリースより一部抜粋)と意気込む。

 またチームラボの猪子寿之は次のようなコメントを寄せている。「『teamLab Phenomena Abu Dhabi』では、人々の参加や行動によって有機的に変化し、変化していく世界へ没入し、身体で体験していきます。身体での体験こそが価値観を広げます。未来は人々の創造の総和でできていきます。好奇心は、世界へのより深い理解を促し、創造性へとつながっていきます。そして、イマジネーションこそが、創造性の方向を決めていくと信じています。 この場所が、好奇心やイマジネーションを育む機会になればと思っています」(リリースより一部抜粋)。

 なおチームラボは「teamLab Massless Beijing」(中国)や「teamLab Borderless Hamburg: Digital Art Museum」(ドイツ)など海外での巨大プロジェクトを次々と手がけており、日本国内では「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」の移転が予定されている。

「teamLab Phenomena Abu Dhabi」イメージ画像
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