3年毎の国際現代美術展「岡山芸術交流」を岡山市や岡山県とともに開催する公益財団法人石川文化振興財団は、芸術や地域文化を発信する「福岡醤油ギャラリー」を岡山市に4月15日にオープンすると発表した。
同ギャラリーは、歴史的建造物「旧福岡醤油建物」を改修した文化施設。明治に建てられた主屋と昭和初期の離れからなり、かつては醤油製造蔵や市民銀行の窓口として使われたという。
施設では、展覧会の開催や一部施設の貸出とともに、瀬戸内の食文化を堪能できるスペースを運営。人々が集い、新たな交流が生まれる場を提供するとしている。
第1弾として、4月15日から国内外で活躍するアーティストを招いて展覧会を開催する地下ギャラリースペースの運営を開始。こけら落としとなる展覧会はチームラボによる個展「TeamLab: Tea Time in the Soy Sauce Storehouse」だ。会期は約1年間。旧醤油蔵の地下空間が黒い水が四方に広がる茶室に生まれ変わり、音色を響かせ輝くお茶《共鳴する茶》と、水の上を浮遊するランプがインタラクティブに共鳴しあう《旧醤油蔵の共鳴する浮遊ランプ》が体験できる。