6月11日を以て閉廊する、銀座の複合商業施設「GINZA SIX」の6階にあるギャラリー「THE CLUB」。その跡地に新しい現代アートギャラリーが誕生する。
新スペースは「FOAM CONTEMPORARY」という名のもと、7月3日より始動。「FOAM」は、柔軟な企画内容をイメージする「液体(LIQUID)」と、従来のホワイトキューブとしての設備を完備した空間「個体(SOLID)」を掛け合わせた中間的な様態を意味し、⽇本のアートシーンを多⾓的に映し出す表現空間をつくりたいという想いが込められているという。
初回の展覧会として、1999年フランス・ボルドー生まれのアーティスト・友沢こたおの個展「Monochrome」を開催。スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画で、国内外から注目を集める友沢。本展では、新作油彩画や、油彩画をもとにした版画作品が展示される。
アーティストの⾃由で柔軟なイマジネーションやアイデアが、⼈々の⼼に新たな感性や価値観をかたちづくっていくことを目指す新しいギャラリー。今後はどのようなプログラムが生まれるのか、注目したい。