「BankART1929」代表の池田修が逝去

特定非営利活動法人「BankART1929」の共同創設者であり、代表を務めていた池田修が3月16日に逝去した。64歳だった。

池田修

 横浜の「BankART Station」や「BankART KAIKO」を運営する特定非営利活動法人「BankART1929」の代表である池田修が3月16日に逝去した。64歳だった。

 池田は1957年大阪生まれ。Bゼミスクール卒業後、都市に住むことをテーマに美術と建築を横断するチーム「PHスタジオ」を発足。代表作に広島のダム湖に沈む町でのプロジェクト「船、山にのぼる」などがある。

 また、代官山ヒルサイドギャラリー・ディレクター(1986~1991)を経て、2019 年よりアートフロントギャラリーの取締役に就任。2004年からは横浜市の、歴史的建造物や倉庫などを文化芸術に活用しながら街を再生する「創造都市構想」のリーディングプロジェクト「BankART1929」の立ち上げと企画運営に携わり、2007年のNPO法人化とともに理事長に就任。2007年度の芸術選奨文部科学大臣新人賞も受賞した。

 今後の「BankART1929」は、共同創設者のひとりであり現副理事長である細淵太麻紀が代表代行となり、活動を引き継いで運営する予定。また、北川フラム、川俣正、吉本光宏、秋元康幸が発起人となり、新体制の「BankART1929」の活動を支援するための機構を組織する予定となっている。

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