2021.11.1

マームとジプシーの新作『Light house』が沖縄と東京で上演。藤田貴大が現代の沖縄に流れる時間を描く

演劇作家・藤田貴大が主宰する演劇ユニット「マームとジプシー」。その約2年ぶりとなる新作『Light house』が沖縄と東京で来年上演される。

マームとジプシー『Light house』のメインビジュアル

 演劇作家・藤田貴大が主宰する演劇ユニット「マームとジプシー」の新作『Light house』が、2月に那覇文化芸術劇場なはーとと東京芸術劇場で上演される。

 『Light house』はマームとジプシーの『CITY』以来となる、2年ぶりの新作公演。藤田は 2013 年、今日マチ子の漫画『cocoon』を原作に、沖縄戦に動員される少女たちに着想を得て作品を制作、発表した。藤田はそれ以来、頻繁に沖縄へ足を運び、「いま」という時間を見つめてきた。『Light house 』では、沖縄での自身の体感とリサーチをもとに、 現代の沖縄に流れる時間を描く。

 藤田はリサーチを重ねるなかで、沖縄の島々では生活水を確保するために多くの困難を重ねてきた歴史があることや、市内の人々の営みの下には暗渠として水の流れがあることを知る。これが、本作の大きなテーマのひとつとなった。人が無自覚に行う些細な行動が、世界の大きな流れに影響を及ぼし、波紋のように広がり、いつの間にか浸透していくその様子を、「水の流れ」と結びつけ舞台に展開し発表する。

 また、本作には多くのクリエイターが参加する。現代美術家の小金沢健人が舞台美術のみならず 、空間を構成する音や光など作品全体のデザインを担当。 また、植物染色で衣服や空間を制作する橘田優子(kitta)、フィールドレコーディングエンジニアの東岳志 、写真家の岡本尚文、装丁家の川名潤などが参加し、作品に多面的な視点を与えるという。

 公演は那覇文化芸術劇場なはーとの小劇場で2022年2月4日〜6日、東京芸術劇場のシアターイーストで2022年2月18日〜3月6日に上演される。チケットの販売は、前者が12月1日10時〜、後者が12月19日10時〜となる。

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