京都市が独自の文化芸術活動緊急奨励金を創設。1件30万円を奨励

京都市は4月24日、文化芸術活動緊急奨励金の創設を明らかにした。現在の情勢で実施可能な文化芸術活動を募集し、審査のうえ奨励金を交付する。

アートワーク提供=黒川岳 デザイン=金田金太郎 制作協力=一般社団法人HAPS 芸術家×仕事コーディネート事業

 京都市は4月24日、文化芸術関係者の活動を支援するための独自の文化芸術活動緊急奨励金の創設を発表した。

 今回明らかになった緊急奨励金は、5000万円の補正予算で実施されるもの。発表・制作等の機会を失っている文化芸術関係者の活動を支援するため、新型コロナウイルス感染症拡大防止など、現在の情勢において実施できる文化芸術活動(企画・制作・実施・リサーチ等)を募集し、審査のうえ奨励金を交付する。

 対象となるのは文化芸術基本法第8条から第12条に列挙された分野で、文学、音楽、美術、写真、演劇などから舞踏、映画、アニメーション、雅楽、漫談まで幅広い。

 京都市に居住または活動拠点を置く個人・グループが対象で、新型コロナによって収入減少が見込まれることが条件。奨励件数は150〜200件程度になる見込みで、金額は申請1件につき30万円が上限となっている。

 京都市側よると、この奨励金は「この社会情勢に応じた企画・活動」を奨励するものであり、審査を経た後に活動を待たず支払いを実施。「とにかく早く、アーティストの活動を支え『文化の火を消さない』ことを目指すもの」としている。

 要項などはこちらから確認してほしい。

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