2020.6.2

まるで身に着ける絵巻。山口晃がエルメスのカレとコラボレーション

画家・山口晃が、エルメスのアイコンであるカレ(スカーフ)とコラボレーション。《エルメスの職人たち》と題されたそのカレは、伝統的な絵画の手法を用いて、現代世界をユーモラスに描いてきた山口らしいデザインとなっている。

(C)Hermès
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 伝統的な絵画の手法を用いて、現代的なモチーフをシニカルに描く山口晃。今回、エルメスのアイコンアイテムのひとつであるカレ(スカーフ)に、山口の作品が登場した。カレは《エルメスの職人たち》と題され、タイトル通り、デザインからは職人を大事にしてきたエルメスの眼差しがうかがえる。

 中央に描かれるのは、サムライの格好をした男女。女性は馬とバイクが一体化したような乗り物に跨り、男性がその手綱を手にしている。四隅には、職人たちがカレ《エルメスの職人たち》をつくる様子が描かれるなど、入れ子構造的な構成だ。

 今回のコラボレーションに際して、山口はエルメスのアーティスティック・ディレクター、ピエール=アレクシィ・デュマに招かれて渡仏。エルメスのアトリエを回り、職人たちの手仕事を実見するなかで得たインスピレーションをもとに、本作を制作したという。エルメスが誇る職人の技法と、山口のユーモラスな画風が融合したカレ。美しいコラボレーションに世界から注目が集まっている。

Ⓒ Hermès
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