バットシェバ舞踊団『Venezuela―ベネズエラ』が公演中止に。新型ウイルスの影響で

3月13日~15日に開催予定だった、バットシェバ舞踊団/オハッド・ナハリン『Venezuela-ベネズエラ』が中止となった。拡大する新型コロナウイルスの影響。

『Venezuela―ベネズエラ』より Photo by Ascaf Avraham

 新型コロナウイルスの影響が、舞台公演にも影響しだしている。彩の国さいたま芸術劇場は、3月13日~15日に開催予定だったバットシェバ舞踊団/オハッド・ナハリンによる『Venezuela-ベネズエラ』の公演中止を発表した。

 同演目は、イスラエルを代表する世界的なコンテンポラリー・ダンス・カンパニー「バットシェバ舞踊団」によるもので、2018年に退任した芸術監督で振付家のオハッド・ナハリンが最後に手がけた作品。

 公演中止の理由について、彩の国さいたま芸術劇場は「イスラエル保健省からの日本を含む各国への渡航についての厳重注意勧告を受け、バットシェバ舞踊団から日本公演を中止せざるを得ないという連絡がありました」と発表。「主催者としては舞踊団と協議を重ねてまいりましたが、誠に残念ではありますが、やむを得ず公演中止を受け入れざるを得ないと判断いたしました」としている。なお、公演中止に伴い、関連企画「バットシェバ舞踊団ダンサーによる《Gagaワークショップ》」についても中止となった。

 芸術分野における新型コロナウイルスの影響は拡大を続けており、「アート・バーゼル香港2020」の開催中止「ART in PARK HOTEL TOKYO 2020」の開催延期など、大型イベントを中心に中止や延期が発生している。

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