伝説のファッションデザイナー、ピエール・カルダンに迫る。映画『HOUSE OF CARDIN(原題)』が20年秋に公開

1960~70年代に日本を含め、世界的に爆発的な人気を博したファッションデザイナー、ピエール・カルダン。その人物像に迫るドキュメンタリー映画『HOUSE OF CARDIN(原題)』が2020年秋に公開される。

 

映画『HOUSE OF CARDIN(原題)』より (C) House of Cardin - The Ebersole Hugues Company

 誰もが一度はその名を聞いたことがあるであろうファッションデザイナー、ピエール・カルダン。そのドキュメンタリー映画『HOUSE OF CARDIN(原題)』が、2020年秋に公開される。

映画『HOUSE OF CARDIN(原題)』より (C) House of Cardin - The Ebersole Hugues Company

 ピエール・カルダンは1922年イタリア生まれ。1940年代にはクリスチャン・ディオールの独立時立ち上げに参加。その後、それまでは限られた富裕層向けだったオート・クチュール(高級注文服)を大衆向けにアレンジしたプレタポルテ(既製服)を発表し、新しい時代の流れをつくった。

 そのアバンギャルドなスタイルは、「宇宙時代的(コスモ・コール)」なデザインで有名であり、60~70年代には日本を含め、世界で爆発的な人気を博したことで知られる。

映画『HOUSE OF CARDIN(原題)』より (C) House of Cardin - The Ebersole Hugues Company

 本作は、そんなカルダンの出生から女優ジャンヌ・モローとの私生活、独創的なデザインの秘密までをとらえるとともに、時代の先駆者となったカルダンの経営手腕にもフォーカスする。出演者はジャン・ポール・ゴルチエ、シャロン・ストーン、ナオミ・キャンベルのほか、日本からも高田賢三、森英恵、桂由美など豪華ゲストが出演。ファッションシーンで歴史に残るカルダンの人物像に触れる機会だ。

編集部

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