森美術館で6月20日から10月27日の130日間にわたって開催された「塩田千春展:魂がふるえる」が、66万6271人の入場者数(六本木ヒルズ展望台 東京シティビューとの共通チケット)を記録した。
この数字は、「ハピネス:アートにみる幸福への鍵 モネ、若冲、そしてジェフ・クーンズへ」(2003〜04年)の73万985人に次ぐ、同館歴代2位となる。
「塩田千春展」は、塩田千春にとって過去最大規模の個展。大規模なインスタレーション作品を中心に、初期の作品から最新作までの25年間にわたる活動が網羅的に紹介された。
同館によると、来館動機のトップはSNSの約54パーセントで、その属性は女性が65パーセント、20代を中心とした30代以下が78パーセントだったという。
なお、美術手帖の2019年上半期入場者数調査では、2018年10月から約4ヶ月にわたって開催された「フェルメール展」(上野の森美術館、2018年10月5日〜2月3日)が、68万3485人でトップ。2位は「ムンク展―共鳴する魂の叫び」(東京都美術館、2018年10月27日~1月20日)の66万9846人となっている。今回の塩田千春展は、これに次ぐ3位となりそうだ。