「表現の不自由展・その後」の展示再開が大きな注目を集めるなか、同様に他の作家たちにも注目したい。
8月3日の不自由展中止の後、トリエンナーレでは海外作家たちが連帯を示すために声明を発表。相次いで展示中止あるいは展示内容の変更を行った。
これまで展示を中止していたのは、イム・ミヌク、パク・チャンキョン、タニア・ブルゲラ 、ハビエル・テジェス、キャンディス・ブレイツ(一時中止)、藤井光。またCIR(調査報道センター)は展示を辞退していた。
不自由展再開に伴い、これらすべての作品が、開幕当初と同じ状態で再開された。
また、それぞれの方法で展示内容を変更していた、モニカ・メイヤー、ピア・カミル、レジーナ・ホセ・ガリンド、クラウディア・マルティネス・ガライ、ドラ・ガルシア、レニエール・レイバ・ノボ、田中功起(フレームの再設定)についても同様に、内容を当初と同じ状態に戻している(モニカ・メイヤーは展示内容変更時の跡を若干残している)。
なお、8階には「不自由展」閉鎖時に行われていたアクション「#YOurFreedom」で、参加者が貼った付箋が移設されるかたちで展示されている。