豊かな緑が広がる富士箱根伊豆国立公園。ポーラ美術館の敷地でもあるこの公園でテント泊ができるだけでなく、自然とアートを両方楽しむことのできるイベント「FOREST MUSEUM 2019」が今年も行われる。
第3回となる今年は、ペンライトで絵を描きアニメーションをつくるアーティスト・TOCHKA(トーチカ)によるワークショップも実施。参加者が一体となり美術作品をつくり上げることができる。さらに、ミュージシャン・タカハシペチカが映像に欠かせないBGM音楽をその場で制作。「PiKAPiKA☆ポーラ美術館2019」と題するこのワークショップの作品は、当日の夜、野外映画のスクリーンで上映されるという。
そのほかには、閉館後の美術館を貸切に、ポーラ美術館初の現代美術の企画展「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」の魅力を担当学芸員がじっくり語る、夜の貸切ギャラリートーク。野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」を手がけるサトウダイスケのセレクトによる短編映画を上映する「森の美術館の上映会」や、敷地内の森林整備で出たヒメシャラの枝で、小鳥のさえずりを再現する遊具「バードコール」を工作するなど、充実の内容となっている。
さらに、良質な温泉を堪能できる「箱根湯寮」や、富士屋ホテルの焼きたてパンの朝食など、箱根ならではでの楽しみ方も魅力。テントや寝袋などキャンプ用品は不要のこのイベントに気軽に参加してはいかがだろうか。