シンガポールのチャンギ国際空港に新たにオープンした大型複合施設「ジュエル・チャンギ・エアポート(以下、ジュエル)」で、チームラボによる夜間限定の展示が行われている。
本作《呼応する森 / Resonating Forest – Shiseido Forest Valley at Jewel Changi Airport》は、ジュエルの屋内庭園である「Shiseido Forest Valley」内のアートインスタレーションプロジェクト「SENSE」の一環として、2020年4月1日まで毎日18時〜27時に展示されている。
本作は、人間と作品、自分と他者との関係性や境界を探求するものであり、人々の存在によって作品のインタラクションが変化し、その空間にいる人々も作品の一部になる。光り輝く森では、木々の光がゆっくりと呼吸するように明滅。人々が近くを通ると、光の色が変化し、その色特有の音色が響く。そして、その木の光と音色は近隣の木々に伝播して広がっていく。また色特有の音色は、空間の物理的な高低差に応じ、音階の高さも変化する。
今年4月にオープンしたジュエルは、シンガポールのマリーナベイ・サンズなどを設計したモシェ・サフディがデザインを手がけた複合施設。高さ40メートルにおよぶ世界でもっとも高い屋内の滝や、200種類以上の植物がある屋内の森に加え、ショップやレストラン、ホテルなどを備えている。
なお6月10日より、同施設の最上階にあるキャノピー・パークもオープン。そこで、チームラボによる《呼応する木々 – Topiary Walk at Jewel Changi Airport》が展示。そちらもあわせてチェックしたい。