東京・駒込の東洋文庫ミュージアム、世田谷の静嘉堂文庫美術館、そして丸の内の三菱一号館美術館の3館共通券「HOP STEP JUMP パスポート」が発売される。
同パスポートの有効期限は、4月1日~2020年3月31日。期限内に3館の企画展から好きな展覧会を1つずつ選んで観覧できるチケットのほか、ガイドマップや各館の案内、開催スケジュールなども掲載されている。
現在東洋文庫ミュージアムでは、インドの歴史をたどる「インドの叡智」展が開催中(5月19日まで)。また、次回は「漢字展―4000年の旅」が予定されている(5月29日~9月23日)。
いっぽう静嘉堂文庫美術館では、「日本刀の華 備前刀」がまもなく開催(4月13日~6月2日)。「備前刀の宝庫」として知られる同館の刀剣コレクションが一堂に会するほか、世界に3椀のみ存在する国宝・曜変天目が公開されている。また、その後は「書物に見る海外との交流の歴史~本が開いた異国の扉~」(6月22日~8月4日)などの展覧会を予定。
そして三菱一号館美術館では、「ラファエル前派の軌跡」展が開催中(6月9日まで)。同展は19世紀の思想家、ジョン・ラスキンの生誕200年を記念し、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティやジョン・エヴァレット・ミレイら「ラファエル前派同盟」の絵画を紹介するもの。なお次回展には「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」(7月6日~10月6日)、「印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション」(10月30日~20年1月20日)が予定されている。
なお同パスポートは、4月1日から3館のチケット窓口で発売。価格は2000円(税込)で、各館の当日一般料金より1200円もお得となっているため、気になる展覧会のある方はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。