EXHIBITIONS

日本刀の華 備前刀

静嘉堂文庫美術館|04.12 - 06.01

古備前高綱太刀 鎌倉時代(12~13世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 重要文化財

長船真長小太刀 鎌倉時代(13~14世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 重要文化財

黒糸巻柄突兵拵(長船真長小太刀付属) 明治時代(19世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵

後藤 黄石公張良図鐔(表) 江戸時代(17世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵

後藤 黄石公張良図鐔(裏) 江戸時代(17世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵

後藤乗真 十二支図三所物 室町時代(16世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵

曜変天目 中国・南宋時代(12~13世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 国宝

 日本刀の主要製作地(山城・大和・備前・相模・美濃)のうち、備前(岡山県南東部)は、上質な原料や水運の利に恵まれ、平安時代より優れた刀工を輩出し、圧倒的な生産量を誇ったことから、「刀剣王国」と称されている。備前刀の特徴は、「腰反(こしぞ)り」の力強い姿と、杢目(もくめ)を主体とした精緻な地鉄(ぢがね)に、「丁子乱(ちょうじみだ)れ」と呼ばれる変化に富んだ刃文。その豪壮にして華やかな作風は、鎌倉武士や戦国武将たちをはじめ、多くの人々を魅了してきた。

 本展では、「備前刀の宝庫」として知られる静嘉堂の蔵刀を中心に、重要文化財4振、重要美術品11振を含む在銘作約30振が顔を揃えるほか、江戸時代に幕府の御用を勤めた後藤家歴代とその門流・脇後藤による刀装具を展示。古備前(こびぜん)」と呼ばれる初期の刀工群から、一文字・長船・畠田・吉井・鵜飼など各流派による作風の展開をたどる。加えて、館蔵の国宝《曜変天目茶碗》も特別出品される。

 なお、世界に3点のみ現存する国宝《曜変天目茶碗》は、滋賀のMIHO MUSEUMで開催される「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋(はそうあい)」展(3月21日〜5月19日)と、奈良国立博物館の「国宝の殿堂 藤田美術館展」(4月13日~6月9日)でも展示予定。