鬼才ファッション・デザイナーの劇的な人生に迫る。映画『マックイーン:モードの反逆児』が4月ロードショー

前衛的なデザインと独自の美学、想像力溢れる数々のショーで人々を魅了するも、40歳で自ら命を絶ったファッション・デザイナーのアレキサンダー・マックイーン。その生涯に迫るドキュメンタリー映画『マックイーン:モードの反逆児』が、4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショーされる。

『マックイーン:モードの反逆児』より © Salon Galahad Ltd 2018

 アレキサンダー・マックイーン(本名:リー・アレキサンダー・マックイーン)は1969年ロンドン生まれ。労働者階級出身で日々の食費にも困っていたが、23歳で失業保険を資金にファッション・デザイナーとしてデビュー。次々と開いたセンセーショナルなショーは賛否両論を呼び、自身の名を冠した「アレキサンダー・マックイーン」は一躍世に広まった。96年には、弱冠27歳で「ジバンシィ」のデザイナーに抜擢されたことで世界を驚かせた。

 いっぽう、自身のブランドのショーは賛否両論を呼ぶほど過激さを増し「モードの反逆児」とも呼ばれるようになるが、前衛的なデザイン、人間の光と闇を映し出す独自の美学から生み出されるコレクションは、ビョーク、レディー・ガガ、リアーナ、ティム・バートンといった個性的なファッション・スタイルをもつ人々を魅了。英国ファッション協会が主催する「ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を4度にわたり受賞するほか、34歳で大英帝国勲章を授与される。

 だがマックイーンは2010年、富と名声の絶頂期にいた40歳で突然、自ら命を断ってしまう。

『マックイーン:モードの反逆児』より © Salon Galahad Ltd 2018

 2011年には、キャサリン妃が結婚式に選んだウェディングドレスとして話題をさらったマックイーン。その素顔はどのようなものだったのか? 本作は、友人や家族たちの独占インタビュー、掘り起こされたファッションアーカイブ、そして友人でもあったマイケル・ナイマンによる音楽を通して、伝説となったショーとその裏側を公開するとともに、鬼才・マックイーンの人生をたどる。

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