《太陽の塔》とは何か?
岡本太郎のメッセージに迫るドキュメンタリー映画が9月に公開

岡本太郎が大阪万博のテーマ館のシンボルとして制作した《太陽の塔》。関係者の証言や専門家へのインタビューなどを通し、《太陽の塔》に岡本が込めた思いに迫るドキュメンタリー映画が、今年9月に公開される。

太陽の塔

 1970年、大阪万博(日本万国博覧会)のテーマ館のシンボルとして岡本太郎が制作した《太陽の塔》。今年3月19日から約50年ぶりに内部が一般公開されることでも話題となっているこの《太陽の塔》をめぐる、初のドキュメンタリー映画が今年9月に公開される。

岡本太郎

 「岡本太郎は何を想い、何と闘い、なぜ太陽の塔をつくったのか」という問いに迫る本作。当時岡本の周辺で太陽の塔の事業に関わっていた人々の貴重な証言、美術研究家など様々な分野の専門家やアーティスト、クリエイターへのインタビュー、そして《太陽の塔》のルーツや、同時期に制作された《明日の神話》のテーマを探る取材などを通し、岡本太郎が太陽の塔に込めたメッセージを様々な角度から浮き彫りにしていく。

 監督は、これまでに安室奈美恵、AKB48、Mr.Childrenのミュージックビデオや、資生堂、TOYOTA、アディダスといったブランドのCMを手がけ、カンヌ国際広告祭など国際的な受賞歴もある関根光才。「本物の《太陽の塔》への愛情」を持っていることを条件とした公募によって選ばれた関根が、現代において《太陽の塔》が持つ意味を改めて問いかける。

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