野沢裕は1983年静岡県生まれ。写真、映像、立体など、様々な手法や素材を用い、日常の情景をユーモラスに演出する作品を制作している。
これまでに参加した主な展覧会は「むすびじゅつ」(静岡県立美術館、2013)、「→■←」(Intercambiador ACART・マドリード、2014)、「L」(UTRECHT・東京、2015)など。
KAYOKOYUKIでの3回目の個展となる本展では、アクリル板でできたフレームと写真に撮られたアクリル板を重ね合わせた《≠ 鳥 3》(2017)などの作品を展示する。
野沢は、鑑賞者に対して「(現実と虚構との間を)行ったり来たりしてほしい」と言う。展示空間のなかで、彼が仕掛ける小さな驚きを体験してみてはいかがだろうか。