第2章 夢二式のデザイン
第2章「夢二式のデザイン」では、千代紙や便箋、手拭い、浴衣、書籍や楽譜の装幀にいたるまで、夢二が古今東西の美術を参照しながら、植物や幾何学を鮮やかな色彩で大胆に配置した斬新なデザインの仕事を紹介する。会場では、夢二が自らデザインした小物を販売する「港屋絵草紙店」にまつわる作品を展示。さらに、多忠亮が曲をつけ大ヒットした流行歌「宵待草」の、夢二デザインによる「セノオ楽譜」の表紙なども公開される。



第3章 レトロモダンの創出
第3章「レトロモダンの創出」では、急速な近代化が進むなかで、遠のきつつある江戸時代への追憶と、まだ見ぬ異国への憧憬を矛盾なく自身の表現へと統一させた夢二の、画家としての円熟期に焦点を当てる。ベンチに身を預けて座る女性を描いた《秋のいこい》(1920)をはじめ、風景画家としての力量を示す《嵐峡の春》(1923)や《猪苗代の秋》(1923)も展示される。また、中国の歌曲をモチーフに、異国情緒とモダンな感性が凝縮された名作《九連環》も見どころのひとつで、本作は約40年ぶりに展覧会に出品される。




















