若冲の絵画世界を立体で表現
また、若冲の絵画世界を立体で表現する試みも見どころのひとつだ。フィギュア制作で知られる海洋堂所属の造形作家・古田悟郎が、若冲の名画をモチーフに制作した立体作品が展示される。

若冲の代表作、国宝《動植綵絵》のうち、赤い実をつけた南天と力強い雄鶏が印象的な《南天雄鶏図》(1765以前)や、水面に映る月を捕まえようとする親子の猿を描いた《猿猴捕月図》(1770)が、精巧な立体造形として登場。平面から抜け出したかのような雄鶏の勇壮さや、サルの愛らしくもユーモアあふれる姿を、360度の視点から体感できる。
さらに会場では、同園所蔵の「猿二郎コレクション」より、鶏と猿に関する民俗資料も併せて紹介される。実物のサルたちが暮らす動物園という環境で、江戸の奇想が捉えた生命の躍動を味わう機会となるだろう。
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