日本初公開の伊藤若冲作品も登場。日本モンキーセンターで特別企画「鶏ッキーなご猿」展が開催【2/2ページ】

若冲の絵画世界を立体で表現

 また、若冲の絵画世界を立体で表現する試みも見どころのひとつだ。フィギュア制作で知られる海洋堂所属の造形作家・古田悟郎が、若冲の名画をモチーフに制作した立体作品が展示される。

古田悟郎による伊藤若冲《猿猴捕月図》(1770)をモチーフとした立体造形作品

 若冲の代表作、国宝《動植綵絵》のうち、赤い実をつけた南天と力強い雄鶏が印象的な《南天雄鶏図》(1765以前)や、水面に映る月を捕まえようとする親子の猿を描いた《猿猴捕月図》(1770)が、精巧な立体造形として登場。平面から抜け出したかのような雄鶏の勇壮さや、サルの愛らしくもユーモアあふれる姿を、360度の視点から体感できる。

 さらに会場では、同園所蔵の「猿二郎コレクション」より、鶏と猿に関する民俗資料も併せて紹介される。実物のサルたちが暮らす動物園という環境で、江戸の奇想が捉えた生命の躍動を味わう機会となるだろう。

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