「六本木アートナイト2025」（六本木各所）
「六本木アートナイト」は、2009年よりスタートした、都市とアートの未来的な融合をテーマに展開されるアートの祭典。六本木の街全体を舞台に、インスタレーション、パフォーマンス、音楽、映像、トーク、デジタルアートなど、多様なジャンルのアートプログラムが一堂に会する本イベントは、今回で14回目の開催を迎えた。
2025年の開催テーマは「都市とアートとミライのお祭り」。六本木の各所を創造のエネルギーが包み、街そのものがアート体験の舞台となる。本年注目のプログラム「RAN Focus」では、特定の国・地域にフォーカスしたアーティストの作品を紹介。今回は韓国に焦点を当て、映像作家キム・アヨンや都市空間に親しみやすい作品を展開するイム・ジビンなど、気鋭の韓国人アーティスト6組が参加している。
そのほか、美術館や文化施設、複合商業施設、商店街、公共スペースなど、六本木一帯を活用し、約30組のアーティストによる50以上のプログラムが実施。時代の変化や価値観の多様化を背景に、アートを通じた新たな気づきとインスピレーションが提示されている。
会期：2025年9月26日～9月28日
会場：六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、ほか周辺施設
住所：東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ
電話：050-5541-8600
開館時間：26日 18:30〜22:00 / 27日 13:00〜22:00 / 28日 13:00〜20:00
※プログラムによって展示時間が異なる
※一部作品は10月5日まで長期展示予定観覧料無料（一部プログラムおよび美術館企画展は有料）
「岡山芸術交流 2025 The Parks of Aomame 青豆の公園」（岡山城・岡山後楽園周辺エリア 各会場）
岡山城・岡山後楽園周辺エリアの様々な歴史文化施設で「岡山芸術交流 2025 The Parks of Aomame 青豆の公園」が開幕した。会期は11月24日まで。
アーティスティック・ディレクターのフィリップ・パレーノにより提唱されたタイトル「The Parks of Aomame 青豆の公園」は、村上春樹『1Q84』の登場人物・青豆にインスピレーションをうけたもの。
世界11ヶ国から選ばれた30組のアーティスト、建築家、音楽家、思想家たちによる「ギルド」が、歴史と都市景観を編集し、街そのものをアートとして再定義する。それにより、今年の岡山芸術交流は屋外だけでなく屋内会場も含めすべて無料となり、誰もが気軽に体験できる開かれた展覧会となっている。
会期：2025年9月26日～11月24日
会場：岡山城・岡山後楽園周辺エリア 各会場
住所：岡山県市内
開館時間：9:00～17:00 ※詳細は公式ウェブサイトを要確認
休館日：月、10月14日、11月4日（ただし、10月13日、11月3日、11月24日は開館）
観覧料：無料
「オトボン・ンカンガ シェイプド・バイ・メニー」（金沢21世紀美術館）
金沢21世紀美術館で「オトボン・ンカンガ シェイプド・バイ・メニー」が開催される。会期は9月27日～11月24日。
オトボン・ンカンガは1974年ナイジェリア・カノ生まれ。現在はベルギー・アントワープを拠点に活動している。ナイジェリアのオバフェミ・アウォロウォ大学、パリ国立高等美術学校、アムステルダムのDasArtsで学び、舞台芸術の修士号を取得。自然環境と人間との関係性に着目し、物語や政治性を含むテーマを多様な表現で探究している。
本展では、金沢21世紀美術館が昨年度に収蔵したタペストリー作品とともに、作家が石川県に滞在してリサーチを行い、地域のつくり手たちとのコラボレーションによって生まれた新作《シェイプド・バイ・メニー》を初公開。本作は彫刻作品であると同時に、パフォーマンス作品でもある。つくり手、研究者、パフォーマンス・アーティストなど、多様な背景をもつ出演者たちが、作品を担ぎながらその素材や技術にまつわる物語を語るパフォーマンスを、会期中の毎週末に実施する。
会期：2025年9月27日～11月24日
会場：金沢21世紀美術館
住所：石川県金沢市広坂1-2-1
電話：076-220-2800
開館時間：10:00～18:00（金土～20:00）
休館日：月、10月14日、10月28日、11月4日（ただし10月13日、10月27日、11月3日、11月24日は開場）
観覧料：無料
