今週末に見たい展覧会ベスト15。坂本龍一、ヴァン クリーフ&アーペル、円山応挙に岡山芸術交流まで【5/5ページ】

「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025」(マリンメッセ福岡B館)

 マリンメッセ福岡B館で「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025」が開催される。会期は9月26日~28日。

 本展は、日本とアジアのアートマーケットの架け橋となることを目的としたアジアをコンセプトとしたアートフェア。今年で記念すべき第10回を迎える。会場には、国内外から100を超えるギャラリー・団体が集結し、多様な作品と出会える空間が創出される。

 2025年は、新たに大型インスタレーション展示に特化した「Infinity」や、身体表現・音・光をもちいたライブアートを展開する「Moment」といったセクションが新設され、よりダイナミックで没入的な体験を提供する。また、既存の「Galleries」や「Collaboration」、「Masters」「First Collection」「Leading ASIA」などの構成も拡充され、現代アートの多様な潮流を俯瞰できる内容となっている。

会期:2025年9月26日~28日
会場:マリンメッセ福岡B館
住所:福岡県福岡市博多区沖浜町2-1
開館時間:11:00~19:00(9月28日は〜18:00)
観覧料:一般 3000円 / 学生 1500円

「手塚治虫 ブラック・ジャック展」(あべのハルカス美術館

ⓒTezuka Production

 あべのハルカス美術館で「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が開催される。会期は9月27日~12月14日。

 手塚治虫(1928〜89)は、大阪府豊中市生まれ、兵庫県宝塚市育ち。大阪大学附属医学専門部を卒業し、医学博士号を有する。1946年に『マアチャンの日記帳』でデビューし、翌年に刊行された『新寳島』の大ヒットを皮切りに、日本におけるストーリーマンガの確立に多大な貢献を果たした。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『三つ目がとおる』などがあり、なかでも『ブラック・ジャック』は医学と人間の倫理を鋭く描いた傑作として知られている。

 本展は、『ブラック・ジャック』のすべてに迫る史上最大規模の展覧会である。会場では、200以上のエピソードから選ばれた直筆原稿、500点以上におよぶ資料、さらには連載当時の『週刊少年チャンピオン』や1970年代発行の単行本が展示される。また、『ブラック・ジャック』が誕生した背景や時代的文脈、手塚自身の情熱と創作への執念が感じられる関係資料、証言映像なども多数紹介される。

会期:2025年9月27日~12月14日
会場:あべのハルカス美術館
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
会期:2025年9月27日~12月14日
会場:あべのハルカス美術館
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
電話:06-4399-9050
開館時間:10:00~20:00(月土日祝〜18:00)※最終入館は閉館30分前まで
観覧料:一般 2000円 / 大高生 1600円 / 中小生 500円