もうすぐ閉幕
「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」(VS.(ヴイエス))

うめきた・グラングリーン大阪にある文化装置「VS.(ヴイエス)」で、坂本龍一の大阪初となる企画展「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」が9月27日まで開催されている。会場レポートはこちら。
本展のテーマは「1970年の坂本龍一」。坂本は2016年以降、1970年の大阪万博で展示されたバシェの音響彫刻を演奏・録音する機会を得て、その音を自身の作品に取り入れている。本プロジェクトでは、1970年の大阪万博のために制作されたバシェの音響彫刻を展示するほか、東京藝術大学のバシェ修復プロジェクトチームが坂本のために制作した新たな音響彫刻の展示も紹介。
また坂本の演奏データを愛用のグランドピアノで再生するプログラムや、東京都現代美術館でも展示された坂本龍一 + 高谷史郎《LIFEーfluid, invisible, inaudible...》や坂本龍一 + Zakkubalan《async–volume》、坂本龍一 + アピチャッポン・ウィーラセタクン《async–first light》なども展示される。
会期:2025年8月30日~9月27日
会場:VS.(ヴイエス)
住所:大阪府大阪市北区大深町6-86
開館時間:10:00~20:00 ※入場は19:30まで
休館日:会期中無休
観覧料(事前オンライン予約制):一般 2200円 / 18歳以下 1100円 / 大学生・専門学校生 1800円 / 未就学児無料
「江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで」(山種美術館)

山種美術館で、特別展「江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで」が9月28日まで開催されている。会場レポートはこちら。
同館では、鈴木春信から鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重まで、六大絵師の代表作を有している。本展では山種美術館のコレクションを前・後期に分けて全点公開。また、浮世絵専門の美術館として知られている太田記念美術館の協力のもと、歌川国芳の戯画をはじめ、見ていてワクワクする浮世絵を紹介する。
江戸絵画では、岩佐又兵衛《官女観菊図》(重要文化財)や椿椿山《久能山真景図》(重要文化財)(いずれも山種美術館所蔵)をはじめ、俵屋宗達、池大雅、伊藤若冲などが手がけた優品の数々を展示する。浮世絵と江戸絵画の名品を通して、個性あふれるスター絵師たちの競演を鑑賞することができるだろう。
会期:2025年8月9日~9月28日
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
電話:050-5541-8600
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月、9月16日(8月11日、9月15日は開館)
観覧料:一般 1400円 / 夏の学割 大学生・高校生 500円 / 中学生以下 無料(添付者の同伴が必要)
「万博・日本画繚乱ー北斎、大観、そして翠石ー」(福田美術館/嵯峨嵐山文華館)

京都の福田美術館と嵯峨嵐山文華館で「万博・日本画繚乱ー北斎、大観、そして翠石ー」が9月28日まで開催されている。
世界各国の最先端技術が一堂に会する万国博覧会(万博)は、近代日本にとっても、文化や芸術を通して国際社会にその存在を示す重要な舞台だった。本展では、明治から昭和にかけて、国家の威信を背負い万博に出品した日本画家たちの名品を紹介している。
万博では、葛飾北斎による『北斎漫画』などにはじまり、橋本雅邦、竹内栖鳳、大橋翠石、横山大観、上村松園といった日本画壇の巨匠たちが、時代の最先端を代表する表現として作品を送り出した。その多くは開催国で販売され、現存するものはわずかだが、彼らの熱意と画技は、ほかの作品にも宿っている。 福田美術館では、約3年ぶりの公開となる大観の大作《富士図》をはじめ、画家たちの創作の背景や万博の意義にも迫る。嵯峨嵐山文華館では、各時代に活躍した画家たちが「世界に挑んだ軌跡」を浮き彫りにする展示を行う。
会期:2025年7月19日~9月28日
会場:福田美術館/嵯峨嵐山文華館
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16/京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
観覧料(二館共通券)一般・大学生 2300円 / 高校生 1300円 / 小中学生 750円




































