SIDE COREの個展が金沢21世紀美術館で10月開催。能登半島をリサーチ、ゲストに森田貴宏、スティーブン・ESPO・パワーズ、細野晃太朗【2/3ページ】

 展覧会タイトルの「Living road, Living space(生きている道、生きるための場所)」には、SIDE COREが考える、ストリートカルチャーのあり方が込められており、これは異なる目的や背景を持つ人々が、ひとつの力や目的に縛られず、それぞれの考えや価値観を交換する営為そのものを示したものだ。本展では「異なる場所をつなぐ表現」や「道や移動」をテーマにした作品展示に加え、展覧会ゾーンに期間限定で開設される無料のスペースなどを通して、美術館という空間に「別の道」を開く。

SIDE COREの珠洲市でのリサーチの様子

 また、ゲストアーティストを招聘することで、スケートボードやグラフィティ、音楽イベントといったストリートカルチャーの表現を紹介。プロスケーターで映像作家の森田貴宏、グラフィティに立脚するアーティストのスティーブン・ESPO・パワーズ、アートスペースやギャラリーを運営し多くのストリート・アーティストを紹介してきた細野晃太朗がゲストとして出展する。加えて、展覧会ゾーンに無料のスペースを設け、美術館を「より開かれた場所」にすることを目指す。

森田貴宏 photo:Yuichi Ohara
スティーブン・ESPO・パワーズ photo:Douglas Wirls
細野晃太朗 photo:NAMPEI AKAKI

編集部