静岡・熱海のMOA美術館で、「技 -WAZA- 人間国宝展」が開催される。会期は6月13日〜7月22日。
本展は、伝統工芸において各分野を代表する人間国宝(重要無形文化財保持者)の方々を取り上げ、その作品を展観するものとなる。豊かな自然を背景に、高度な技術が注ぎ込まれることでつくり上げられてきた陶芸、染織、漆芸、竹工芸などといった優れた伝統工芸を通じて、日本の文化を牽引してきた存在に目を向ける機会を創出するという。


出展作家は、陶芸から加藤卓男(1917〜2005)、松井康成(1927〜2003)、三代徳田八十吉(1933〜2009)、伊勢崎淳(1936〜)、前田昭博(1954〜)、福島善三(1959〜)、十四代今泉今右衛門(1962〜)。染織から北村武資(1935〜2022)、佐々木苑子(1939〜)、鈴田滋人(1954〜) 小宮康正(1956〜)。漆芸から田口善国(1923〜1998)、太田儔(1931〜2019)、増村紀一郎(1941〜)、小森邦衛(1945〜)、中野孝一(1947〜)、室瀬和美(1950〜)。金工から奥山峰石(1937〜)、大澤光民(1941〜2023)、山本晃(1944〜2024) 桂盛仁(1944〜)、大角幸枝(1945〜)。木竹工から中台瑞真(1912〜2002)、藤沼昇(1945〜)、藤塚松星(1949〜) 須田賢司(1954〜)。
なお、6月14日には学芸員によるスライドレクチャーも実施される予定となっているため、あわせてチェックしてほしい。

