東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で、YOSHIROTTEN(ヨシロットン)の個展「Radial Graphics Bio / 拡張するグラフィック」が開催中だ。
本展は同ギャラリーの第400回目となる企画展。1階展示室は、YOSHIROTTENのグラフィックにまつわる原体験をテーマにしたアート・シリーズ《RGB Punk》の作品群で構成されるほか、2019年に発表された60台のモニターディスプレイ作品《Signal RGB》も会場空間にあわせて再構成。さらに、昨年「EASTEAST_TOKYO 2023」で発表された《RGB Machine》も再び登場している。
地下展示室は、部屋全体がインスタレーション作品《R.G.B. (Radial Graphics Bio)》であり、全16台のモニター、発光する床、台座に設置された3つの物体と岩、空間全体を観賞・体験する作品となっている。モニターで再生されるのは、過去15年間に創作したグラフィックから選定された500を超えるイメージを組み合わせた動画だ。再生される16種類の動画の組み合わせは、その時一度きりしか現れない偶然性を伴うものとなっている。
なお、「gggBooks 世界のグラフィックデザインシリーズ」の最新刊として、「gggBooks-136 YOSHIROTTEN」も発売予定となっているため、会場でチェックしてほしい。