シュウゾウ・アヅチ・ガリバーの大型個展。「消息の将来」展がBankART KAIKO とBankART Stationの2館同時開催へ

日本を代表するアーティスト、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー。その大型個展「消息の将来」展がBankART KAIKO とBankART Stationの2館で同時開催される。会期は10月7日〜11月27日。

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー ⽢い⽣活 1995 / A.T.C.G. / インターコース [東京バージョン] マルセル・デュシャン(1887-1968)とエルヴィン・シュレーディンガー(1887-1961)に捧げる 1993-95 インスタレーション、ミクストメディア サイズ可変 ˝SAGYO,Tokyo

 日本を代表する現代美術家で、昨年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)が作品を収蔵、展示公開したことでも知られているシュウゾウ・アヅチ・ガリバー。その大型個展「消息の将来」展が、神奈川県横浜市のBankART KAIKO とBankART Stationの2館で同時開催される。会期は10月7日〜11月27日。

 シュウゾウ・アヅチ・ガリバーは1947年滋賀県生まれ。64年に制作活動を開始し、60年代後半の熱い文化芸術の現場を駆け抜けた、現在も活躍する作家のひとりだ。近年は海外での作品発表を主な活動としているため、日本ではその名が広く知られているとは言えない。

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー Weight[Human ball] 1978 ステンレススチール 半径119mm ©SAGYO,Tokyo
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー 肉体契約 (1973)-1984 インスタレーション、ミクストメディア サイズ可変(佐賀町エキジビットスペース、東京、1984、展示風景) Courtesy Sagacho exhibit space ©SAGYO,Tokyo

 本展は、2022年3月に逝去した池田修が代表を務めていたBankART1929が主催となり、作家のその貴重な活動を日本で広く紹介するとともに、世界の文化芸術の広がりに貢献するもの。

 池⽥が最後に企画した3つの主催展覧会のうちのひとつとなる本展。日本ではあまり見ることができないアヅチの活動を、ぜひこの機会に目撃したい。

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー Appearance (1978-) 2022 紙に塗料 3000x3000mm ©SAGYO,Tokyo

編集部

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