東京オリンピック・パラリンピックの開催予定期間にあわせ、東京の玄関口である丸の内で巨大な壁画が展示されることが発表された。
「東京大壁画」と題されたこのプロジェクトは、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」のプログラムのひとつ。 丸の内のランドマークでもある丸の内ビルディングと新丸の内ビルディングのグラス・ウォール(ガラスの壁面)を一対のキャンバスに見立て、高さ約150メートル、横幅約35メートルの巨大壁画2作品を展示するというものだ。展示面積は7000平方メートル以上。この規模の壁面展示は、国内外でも例がない。
巨大壁画を手がけるのは、1964年東京オリンピックのデザインチームにも参加した経験を持つ横尾忠則と、その娘であるデザイナー・アーティストの横尾美美。横尾親子にとっては初の大規模競作となる。
「宇宙 COSMO POWER」というコンセプトをもとに、横尾忠則・美美はそれぞれ、宇宙生命の根源をなす要素として水(aqua)と火(ignis)をテーマとしたオリジナル作品を制作した。
展示期間はオリンピック開催直前の7月17日から、 パラリンピック閉会式が予定されている9月5日までの50日間。