編集者・後藤繁雄率いる「G/P+abp」による展覧会「NEOTOKYOZINE」が、東京・恵比寿のPOSTで開催されている。出品作家は、伊藤桂司、岡田佑里奈、五木田智央、後藤繁雄、小林健太、鈴木親、港千尋、横田大輔ほか。会期は8月30日まで。
G/P+abpは、静岡県浜松市にあるG/P galleryと、その出版部門であるartbeat publishersの総称。2008年の発足以降、若手写真アーティストの発掘やサポート、プロデュースに注力してきた。本展のタイトルである「NEOTOKYOZINE」とは、G/P+abpがFUJI XEROXとのコラボレーションにより出版する写真集のニュープラットフォーム・プロジェクトだ。
世界のアートブックフェアの盛り上がりとZINEカルチャーの興隆の背景には、安価かつ高品質な印刷を可能にしたデジタル出力機の進化がある。NEOTOKYOZINEは、FUJI XEROXの協力によってハイエンドプロ市場向けデジタルプリンター「Iridesse Production Press」の利用が可能となった。
必要数に応じた部数のみを継続的に制作できるこの新システムを活用したこのプロジェクト。本展では、ZINEの展示販売のほか、インスタライブなどのイベントも予定しているという。