作家本人によるエッセイも。画家・伊勢周平が個展「ただの絵」で新作を発表

これまで一貫して抽象絵画の制作に取り組んできた伊勢周平の個展「ただの絵」が、天王洲のTakuro Someya Contemporary Artで開催される。会期は1月25日~2月22日。

伊勢周平 Through from Binoculars 2018 (C)2020 all rights reserved Shuhei Ise

 画家・伊勢周平の個展「ただの絵」が、天王洲のTakuro Someya Contemporary Artで開催される。会期は1月25日~2月22日。

 伊勢は1986年山形県生まれ。2013年に東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画技法材料第一研究室、17年に同大学絵画科博士課程を修了した。

 これまで伊勢は、12年「Einfach Malerei」(ミュンスター芸術アカデミー)、15年「賽の一振り」、17年「ぶっきらぼうな筆」(ともにTakuro Someya Contemporary Art)と個展を開催。そのほか、18年「高橋コレクション 顔と抽象 ─ 清春白樺美術館コレクションとともに」(清春芸術村)、「JPN_3」(Sprout Curation)、19年「Between figure and contour」(3331 Arts Chiyoda)といったグループ展にも精力的に参加してきた。

 伊勢にとってTSCAでは17年の「ぶっきらぼうな筆」以来、約3年ぶりの個展開催となる本展。会場には、OAGドイツ東洋文化研究協会主催の企画展示「カナリアの仕事へ」(ドイツ文化会館、2019)で初めて展示された《双眼鏡から》のほか、新作を含む大小数十点の絵画作品が並ぶ。伊勢がこれまで一貫して取り組んできた絵画制作を、ストレートな抽象絵画群と作家本人によるエッセイを交え、読みほぐす。

 

編集部

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