2019.5.19

4000を超える応募作品から選出。第22回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展が開催へ

アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に、世界102の国と地域から4384作品の応募があった「第22回文化庁メディア芸術祭」。厳正なる審査を経て選ばれた受賞作品と功労賞受賞者の功績などを紹介する受賞作品展が、東京・お台場の日本科学未来館を中心に開催される。会期は6月1日〜16日。

アート部門の大賞を受賞した古舘健《Pulses/Grains/Phase/Moiré》
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 メディア芸術の総合フェスティバルとして1997年から毎年実施されている「文化庁メディア芸術祭」。第22回を迎える今年は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に、過去最多の世界102の国と地域から4384作品の応募があった。

 そんななかから厳正なる審査を経て選ばれた36の受賞作品と、功労賞受賞者の功績などを紹介する受賞作品展が、6月1日から16日の16日間にわたって東京・お台場の日本科学未来館を中心に開催される。

アニメーション部門の大賞を受賞した、La Chute《Boris LABBÉ》

 本展では、大賞を受賞した古舘健のサウンドインスタレーション《Pulses/Grains/Phase/Moiré》や、平川紀道の代表作ともいえるメディアインスタレーション《datum》などをはじめとする、多様な受賞作品と功労賞受賞者の功績を一堂に展示。

 会期中は、作品展示に加えてシンポジウムやトークイベント、ワークショップなどの関連イベントも実施される。国内外の多彩なクリエイターやアーティストが集う本展は、「時代(いま)を映す」メディア芸術作品を体験できる貴重な16日間となるだろう。

 さらに今回は、本展のさらなる認知拡大を目指し、女優やモデルとして幅広く活躍する新川優愛をアンバサダーとして起用。今後新川は、自身がナビゲーターを務めるBSフジ「ESPRIT JAPON」にて本展に関する特集番組を放送するほか、配信用のPR映像への出演なども予定しているという。