浮世絵の歴史を網羅。日本初の「メアリー・エインズワース浮世絵コレクション」展が千葉市美術館を皮切りにスタート
アメリカ人の浮世絵コレクター、メアリー・エインズワースのコレクションを紹介する日本初の展覧会が、千葉市美術館で開催される。会期は4月13日〜5月26日。
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メアリー・エインズワース(1867〜1950)は、アメリカ人の浮世絵コレクター。エインズワースの母校である、オーバリン大学(オハイオ州)のアレン・メモリアル美術館には、エインズワースが収集し、死後母校に寄贈された1500点以上の浮世絵版画が所蔵されている。
1906年、エインズワースが来日したことを契機に始まったこのコレクションでは、浮世絵初期の作品から、鳥居清長や喜多川歌麿らが手がけた「錦絵」が興隆した黄金期の作品、そのほか葛飾北斎、歌川広重の活躍による幕末の風景画に至るまで、浮世絵の歴史を網羅することができる。
同コレクションには、国際的に知られる人気作品のみならず、希少な作品も多い。またその保存状態も良好であり、浮世絵版画の魅力を十分に伝えるコレクションでありながら、これまで大規模な展覧会は行われたことがなかった。
今回、千葉市美術館での開催を皮切りに、静岡市美術館、大阪市立美術館に巡回予定の「メアリー・エインズワース浮世絵コレクション」展は、エインズワース浮世絵コレクションを紹介する日本初の展覧会。本展では、同コレクションから選りすぐりの200点が展示される。
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