1847年に創業した世界を代表するジュエリーブランド「カルティエ」。その世界を紹介する展覧会「カルティエ、時の結晶」が、東京・六本木の国立新美術館で2019年10月より開催される。
カルティエは、これまで日本で「カルティエ・コレクション-絢爛のジュエリーフランス宝飾芸術の世界展」(東京都庭園美術館、1995)、「カルティエ宝飾デザイン」展(醍醐寺霊宝館、2004)、特別展「『Story of...』カルティエ クリエイション〜めぐり逢う美の記憶」(東京国立博物館、2009)などたびたび展覧会を開催し、多くの人々を魅了してきた。
本展では、カルティエの1970年代以降の作品に光を当て、その創作活動における革新性、現代性、独自性を、メゾンが築き上げてきた創作の歴史を背景に紹介。「時間」を軸に、「色と素材」「フォルムとデザイン」「ユニヴァーサルな好奇心」の3章構成で、カルティエのデザインの世界を探求する。
なお会場構成は、杉本博司と榊田倫之による新素材研究所が手がけ、「時」を意識した回遊する展示空間を創出するという。