1990年にスクリーンデビューを果たして以来、国内外の作品に出演する傍ら、音楽活動や絵画制作も行っている浅野忠信。そんな浅野のドローイング700点を紹介する展覧会が、東京・外苑前のワタリウム美術館で開催される。
浅野は、2013年に映画『羅曼蔕克消亡史』の撮影のため中国に滞在していた際に、紙とボールペンを用いてドローイングを行っていたという。映画の台本やスケジュール表の裏、ホテルのロゴの入ったメモ帳、薬袋などに、奇妙なタッチで展開されるその作品は、浅野のInstagramやTwitterなどに投稿されるたび、話題を集めてきた。
本展では、浅野が13年から18年夏までに描いたドローイング3634点のなかから厳選された作品群も展示。幼少期より、シュルレアリスムの世界観や国内外の漫画に影響を受けて育ったという浅野の、新たな表現世界を堪能したい。