「踊ってはいけない国」で「踊れる美術館」を目撃せよ。ワタリウム美術館で「MES presents CLUB IN MUSEUM」が開催!

9月15日よりワタリウム美術館地下のオン・サンデーズで個展「OUTTA STEP」を開催する、アーティストの新井健。その個展の関連イベントとして、クラブ規制によって消えゆく渋谷のクラブカルチャーにオマージュを捧げるパーティが催される。

「MES presents CLUB IN MUSEUM」Day2「THE AOYAMA-HACHI」のフライヤーより

 「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」第3期の最優秀作家・新井健(たける)の個展「OUTTA STEP」が、ワタリウム美術館地下のオン・サンデーズで9月15日から10月14日まで開催。その関連イベントとして、新井が活動するアーティストグループ「MES」による、渋谷クラブカルチャーにオマージュを捧げるパーティ「MES presents CLUB IN MUSEUM」が開かれる。

 新井は1991年千葉県出身、2016年東京藝術大学美術学部彫刻専攻卒業。自身もイベントを行っていた老舗クラブ・青山蜂の摘発を契機に、法律とメディアの歪みを告発したインスタレーション《Survival Dance》(2018)を発表し、「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」第3期の最終選抜展において金賞を受賞した。 

新井健 Survival Dance(「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」第3期の最終選抜展でのインスタレーション)

 「MES presents CLUB IN MUSEUM」は、9月15日、28日、10月14日の3夜にわたって開催される。1日目の「THE OPENING CEREMONY」(9月15日)は、実力派サウンドアーティストをフィーチャーしたオープニングパーティー。2日目の「THE AOYAMA-HACHI」(※中止になりました)は、現在は深夜外の営業を行う青山蜂の幻の「深夜帯」を復活させるため、青山蜂全面協力のもと深夜パーティーを決行する。そしてクロージングイベント「THE FINAL_make some noise」(10月14日)ではクラブの多様性を押し広げるべく、MESによる「東京でいま熱いラインナップ」が届けられる。

 「踊ってはいけない国」に3夜限定で現れる「踊れる美術館」を目撃するチャンス。

編集部

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