月とダンスに取り憑かれた生命を目撃する。勅使川原三郎と佐東利穂子による究極のダンスとは

勅使川原と佐東利穂子によるダンス作品『月に憑かれたピエロ』『ロスト・イン・ダンス―抒情組曲―』が、池袋の東京芸術劇場で上演される。『月に憑かれたピエロ』の劇中歌はソプラノ歌手のマリアンヌ・プスールが詩情を込めて歌い上げ、ウィーン拠点の指揮者 ハイメ・ウォルフソンと日本の精鋭演奏家たちの演奏が本作を彩る。上演期間は12月1日~4日(3日のみ休演)。

勅使川原三郎と佐東利穂子 Photo by Bengt Wanselius

 勅使川原三郎と佐東利穂子によるダンス作品『月に憑かれたピエロ』『ロスト・イン・ダンス―抒情組曲―』が、池袋の東京芸術劇場で上演される。

 『月に憑かれたピエロ』は、シェーンベルクが1912年に作曲した同名曲をもとに、勅使川原が再構成したもの。いっぽうの『ロスト・イン・ダンス―抒情組曲―』は、アルバン・ベルク作曲「抒情組曲」によるデュエットであり、「ダンスに憑かれた」佐東へのオマージュ作品だ。

 『月に憑かれたピエロ』の劇中歌は「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011」で圧倒的な存在感を示したソプラノ歌手 マリアンヌ・プスールが詩情を込めて歌い上げる。

 プスールは本公演のために来日し、ウィーン拠点の現代音楽アンサンブル「ウィンナー・コラージュ」を中心に活躍する指揮者 ハイメ・ウォルフソン、そして日本の精鋭演奏家たちの演奏とともに本作を彩る。

編集部

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